鉄道レアグッズ「切符の芯」配布 埼玉・JR吹上駅

切符の芯の活用例として、吹上駅に展示された飾り付け=埼玉県鴻巣市(JR東日本高崎支社提供)
切符の芯の活用例として、吹上駅に展示された飾り付け=埼玉県鴻巣市(JR東日本高崎支社提供)

JR吹上駅(埼玉県鴻巣市)は、自動券売機で発行する切符などの用紙の芯を鉄道関連のレアグッズとして無料で配布している。

芯は直径14・5センチ、高さ5・6センチの紙製。駅の窓口で申し出れば、在庫がない場合を除き、その場で受け取ることができる。

駅員が「破棄している芯を客に有効活用してもらえないものか」と発案し、昨年8月から配布を始めた。サービスは意外にも(?)人気を呼び、吹上駅だけでは配布する芯をまかないきれず、他のJR駅からも集めているという。先月までに約300個を配布した。

熱心な鉄道ファンが収集の対象として求めているのかと思いきや、受け取った人からは「子供の工作に使った」「ペットの遊び道具にしている」といった声が寄せられており、「実用品」にされているケースが多いようだ。JR東日本高崎支社の担当者は「社員が芯を使って手作りした作品を駅に展示しているので、さまざまなものを作ってほしい」と話している。(深津響)

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