自民・茂木氏に野党反発 「悪意に満ちている」

自民党の茂木敏充幹事長
自民党の茂木敏充幹事長

野党は19日、自民党の茂木敏充幹事長が党所属議員から回収した文書通信交通滞在費を与野党の合意に反して独自に寄付したと発表した上、野党を揶揄(やゆ)したとして一斉に反発した。

文通費をめぐり、与野党は衆院選が行われた昨年10月分の一定額をそれぞれ所属議員から回収し、回収分の国庫返納や寄付などの対応は各党協議会で決めることで合意。21日に各党協議会を開き議論する方向で調整していた。

ところが、茂木氏が18日の記者会見で自民は独自に寄付したと発表。その上で「文通費の問題に真剣に取り組むというなら、(昨年)10月分を返金してほしい。言行一致を求めていきたい」と野党側を批判した。

これを受け、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、共産党の4野党の国対委員長が19日、国会内で会談し、自民に抗議することで一致。出席者からは茂木氏の説明や謝罪を求める意見が出た。立民の馬淵澄夫国対委員長は国会内で記者団に「茂木氏こそ言行不一致だ。悪意に満ちている」と強調。維新の遠藤敬国対委員長も「紳士協定が破られてしまった」と苦言を呈した。

馬淵氏は同日、自民の高木毅国対委員長と会談し、茂木氏の謝罪を求めた。高木氏は「幹事長側に私が伝えていなかった。連携がうまくいかなかった」と陳謝したが、茂木氏への謝罪要求は引き取った。国民民主関係者は「自民は幹事長と国対委員長のコミュニケーションがとれていないんだね」とあきれたように皮肉った。

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