米比、防衛協力強化で一致 中国念頭、国防相会談

オースティン米国防長官(AP)
オースティン米国防長官(AP)

オースティン米国防長官は18日、国防総省でフィリピンのロレンザーナ国防相と会談し、南シナ海などで海洋進出の動きを強める中国を念頭に、防衛協力を強化することで一致した。国防総省が発表した。

中国の習近平国家主席は8日、フィリピンのドゥテルテ大統領と電話会談し「地域の安全保障は軍事同盟を強化することで実現するべきではない」と述べ、米国との連携にくぎを刺した。こうした中国の威圧的な言動に対抗するために、米比同盟の結束を示す狙いがあるとみられる。

オースティン氏は、南シナ海のフィリピン軍や公船も両国の防衛義務を定めた米比相互防衛条約の対象になると伝達。南シナ海で軍事活動を活発化させている中国をけん制した。

両氏は「南シナ海の平和と安定を維持する死活的な重要性」を確認。防衛ガイドラインや2国間の海洋枠組みの策定、情報共有を進めるなどして安保協力をさらに推進することも確認した。()

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