英首相官邸と外務省職員のスマートフォンが2020~21年にイスラエル企業のスパイウエア「ペガサス」を使ったハッキング攻撃を受けていたことが18日分かった。英紙ガーディアン電子版が報じた。具体的な被害は不明。
ペガサスは、スマホなどに感染させて通話記録や内蔵カメラの情報を入手できる。報道によると、カナダ・トロント大のサイバー研究チームが報告書で明らかにした。英政府には既に通知した。
英首相官邸にはアラブ首長国連邦(UAE)からハッキング攻撃があった疑いがあるほか、英外務省はUAEやインド、キプロス、ヨルダンからサイバー攻撃を受けていたとみられている。(共同)