星野リゾート「OMO7大阪」、大阪・新今宮に22日開業

ロビーには街の情報がつまった「ご近所マップ」が掲載されている=19日午後、大阪市浪速区(須谷友郁撮影)
ロビーには街の情報がつまった「ご近所マップ」が掲載されている=19日午後、大阪市浪速区(須谷友郁撮影)

JR新今宮駅前に都市観光ホテル「OMO7(おもせぶん)大阪 by 星野リゾート」(大阪市浪速区)が22日に開業する。場所は大阪の下町風情が漂う新世界に近く、日雇い労働者の街として知られる「あいりん地区」に隣接する。新型コロナウイルス禍も続く中、高級旅館を手がける同社の運営手腕が注目されている。

「OMO」はビジネスホテルで寝るためだけの利用にとどまる観光客が多いことに着目し、都市観光に特化した宿泊施設として平成30年から拠点を広げてきた。ブランドの後ろに付く「1」「3」「5」などの数字はサービスの幅を示し、大阪の「7」は最上級。報道公開された新ホテルで19日に会見した同社の星野佳路代表は「OMO7大阪」を旗艦ホテルに位置づけると説明したうえで「OMOの出店スピードを速めたい」と構想を掲げた。

「OMO7大阪 by 星野リゾート」のチェックインカウンター=19日午後、大阪市浪速区(須谷友郁撮影)
「OMO7大阪 by 星野リゾート」のチェックインカウンター=19日午後、大阪市浪速区(須谷友郁撮影)
「OMO7大阪 by 星野リゾート」の客室「いどばたスイート」。部屋の壁には大阪の代表的な観光スポットがわかる「OSAKAボード」が描かれている=19日午前、大阪市浪速区(須谷友郁撮影)
「OMO7大阪 by 星野リゾート」の客室「いどばたスイート」。部屋の壁には大阪の代表的な観光スポットがわかる「OSAKAボード」が描かれている=19日午前、大阪市浪速区(須谷友郁撮影)
「OMO7大阪 by 星野リゾート」のレストラン「OMOダイニング」=19日午後、大阪市浪速区(須谷友郁撮影)
「OMO7大阪 by 星野リゾート」のレストラン「OMOダイニング」=19日午後、大阪市浪速区(須谷友郁撮影)

10店舗目となる大阪は「OMO」最大の8タイプ、全436の客室を擁し、天窓付きの大浴場、コース料理も提供するレストランなど付帯施設を充実させた。敷地の半分を占める約7600平方㍍の庭「みやぐりん」で、夜間は庭やホテル外壁の照明などを活かした宿泊客限定のイベントも開く。新今宮駅のホームから庭がよく見えるため、「電車を降りて行ってみたくなるような大阪の新名所にしたい」と、OMO7大阪の中村友樹・総支配人は期待する。

客室料金は朝夕食付きで1室1泊6万1千円から、約60平方㍍ある最高級「いどばたスイート」は同10万9200円から。新型コロナウイルス禍が続く中、当面は5割ほどに客室の稼働を制限する。一方で観光の客足は改善しており「ゴールデンウィークや週末の予約は(販売可能な客室が)満室になった日もある」(担当者)という。

星野代表は「観光客の目線で見ると周りに観光スポットが多く、空港へのアクセスも良い」と立地の利点を強調。「国内客が多く、コロナ後はインバウンド(訪日客)も戻ってくる」と、大阪が都市観光の重要拠点になるとの認識を示した。さらに「ハード(施設)はあくまで舞台であり、スタッフがホテルを作るものだ。顧客との対話の中でサービスも変える。そのチャレンジはこれからだ」と意気込んだ。


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