米、ウクライナ軍に数日中に榴弾砲の訓練

米国防総省のカービー報道官(AP)
米国防総省のカービー報道官(AP)

【ワシントン=渡辺浩生】米国防総省のカービー報道官は18日の記者会見で、米国が13日に発表した総額8億ドルの軍事支援で供与される155ミリ榴弾(りゅうだん)砲など米国製兵器について、ウクライナ軍が早急に実戦で使用できるよう数日以内に同国外での訓練を開始すると明らかにした。訓練は東欧の米同盟国で実施されるとみられる。

国防総省高官によると、露軍は過去数日間で、11の大隊戦術群(BTG)をウクライナに投入し、現在76の戦術群が東部と南部で活動している。AP通信によれば、1戦術群の兵員は700~800人とされ、全体では5万~6万人に上るとみられる。高官は、東部マリウポリでウクライナ軍守備隊と戦闘を続ける露軍部隊が同市の制圧を完了すれば、ドンバス地域に転戦する見通しも示した。

また、ドンバス地域へのミサイル攻撃や砲撃が激化し、同地域の玄関口にある要衝イジュムの南方で両軍の間の戦闘が激化しているという。「露軍がドンバス地域で本格的に戦闘を開始した」とするウクライナ側の発言に関し、カービー氏は「攻撃作戦に向け態勢を整えている」との見方を示すにとどめた。

一方、同省高官は西部リビウでのロシアによるミサイル攻撃を確認、露軍は軍事施設を攻撃目標としているとの見方を示した。

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