円安進行「かなり急速」 日銀総裁、マイナス作用も

衆院決算行政監視委で答弁する日銀の黒田東彦総裁=18日午前、国会内(矢島康弘撮影)
衆院決算行政監視委で答弁する日銀の黒田東彦総裁=18日午前、国会内(矢島康弘撮影)

日銀の黒田東彦総裁は18日の衆院決算行政監視委員会で、最近の円安ドル高進行について「かなり急速な変動だ」との認識を示した。円安が日本経済に与える影響は「全体としてプラス」との見解を維持しつつ、こうした過度な変化は「マイナスに作用することも考慮する必要がある」と語った。立憲民主党の藤岡隆雄氏への答弁。

黒田氏は、約1カ月半で1ドル=115円程度から1ドル=125円を超える水準にまで円安が進んだことに言及し、急激な変動により「企業の事業計画策定が困難になる恐れがある」とマイナス面を指摘した。

鈴木俊一財務相も同委員会で、約20年ぶりの円安ドル高水準となった現状について「どちらかといえば悪い円安だ」との認識を示した。輸入物価の上昇を販売価格に転嫁できる企業が多くなく、賃金の上昇も十分に広がっていないと説明した。

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