浪速風

エネルギー政策を問う

「安~い」。テレビ番組で外国人が日本の外食料金を安い安いと連呼していた。円安が止まらない。デフレ下の日本で生活していると気づきにくいが、例えば給与を米ドル換算してみるとがくぜんとする。20万円なら1米ドルが100円ほどだった頃は2000ドルだったが、125円を超えた今は1600ドルにも足りない

▶一方で、ウクライナ侵攻で世界から経済制裁を受けているロシアの通貨ルーブルの動きをみると、3月に急落したものの今月にはほぼ前の水準に戻った。これはどうしたことか。米政府の厳しい措置にも大胆な金融政策で対応したロシアの手法がうまかったことが一つ。そして、依然としてロシアの天然ガスに依存する国が多いという事実である

▶エネルギー資源を持つ国がなぜどう強いのかを実感し、ひるがえって持たない国の弱さが心配になる。ガソリンや小麦の値上がりを感じたなら、国のエネルギー政策を問うべきだ。今年は選挙の年である。

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