田中前理事長出入りで日大注意 文科省「決別に疑念」

田中英寿前理事長
田中英寿前理事長

所得税法違反罪で執行猶予付き有罪判決を受けた日本大の田中英寿前理事長(75)が13日の刑確定後に大学施設に出入りしたことについて、文部科学省が「前理事長と決別できていないとの疑念を生じさせる」として日大を注意したことが18日、同省への取材で分かった。日大は、今後の施設立ち入りを禁止すると前理事長に通告した。

日大によると、前理事長は13~15日、日大の同窓会組織である校友会の事務局が入る東京都千代田区内の建物を、複数回訪問。校友会幹部や、校友会から選ばれた日大理事と面会した。前理事長は逮捕後に解任されるまで校友会会長を務めており、業務引き継ぎなどの目的だったとみられる。

文科省によると、連日の出入りがあった後の15日、日大側から報告を受けた。理事長を兼ねる加藤直人学長(71)が「永久に決別する」と宣言したことと矛盾すると指摘し、詳しい経緯を調べるよう要請した。

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