クロウサギの受難続く 徳之島で3匹、野犬捕殺か

鹿児島県・徳之島で、アマミノクロウサギが死んでいるのが見つかった現場付近の監視カメラに写っていた3匹の犬=3月(環境省提供)
鹿児島県・徳之島で、アマミノクロウサギが死んでいるのが見つかった現場付近の監視カメラに写っていた3匹の犬=3月(環境省提供)

世界自然遺産に登録されている鹿児島県・徳之島の林道で3月、国の特別天然記念物アマミノクロウサギ3匹が死んでいるのが見つかり、環境省は18日までに、犬による捕殺とみられると明らかにした。徳之島では野生化した犬や猫がアマミノクロウサギを襲う例が後を絶たず、同省の徳之島管理官事務所は「犬や猫の飼い主は、責任を持って最後まで適正に飼ってほしい」と訴えている。

環境省によると、3匹の死骸は3月9日、希少種保護のため見回っていた職員が発見。1匹は妊娠していた。国立環境研究所の検査で傷口から犬の遺伝子が検出され、付近の監視カメラには犬3匹が写っていた。

鹿児島県・徳之島の林道で死んでいるのが見つかったアマミノクロウサギ=3月(環境省提供)
鹿児島県・徳之島の林道で死んでいるのが見つかったアマミノクロウサギ=3月(環境省提供)

犬や猫によるアマミノクロウサギの捕殺は、徳之島では2019~21年、それぞれ15、8、10匹と推移。同省は、森の中など見つからない例もあり実際はさらに多いとみている。

アマミノクロウサギ=2021年7月、鹿児島県・奄美大島
アマミノクロウサギ=2021年7月、鹿児島県・奄美大島

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