京都・亀岡暴走事故10年で等身大パネル展

亀岡暴走事故から10年を前に、等身大パネルを設置する中江美則さん(前列左)や小谷真樹さん(後列右)ら=京都市右京区
亀岡暴走事故から10年を前に、等身大パネルを設置する中江美則さん(前列左)や小谷真樹さん(後列右)ら=京都市右京区

京都府亀岡市で平成24年、集団登校中の児童らに少年が無免許運転で突っ込み10人が死傷した事故から23日で10年を迎える。亡くなった松村幸姫(ゆきひ)さん=当時(26)=ら、事故や事件の被害者150人の等身大パネルが設置された「生命のメッセージ展」が18日、京都先端科学大(京都市右京区)で始まり、悲惨な事故と遺族の思いを伝えている。23日まで。

幸姫さんの父、中江美則(よしのり)さん(58)が、昨夏に同大学で講演した縁で企画され、学生や事故の遺族が主催した。

展覧会では幸姫さんや小谷真緒ちゃん=同(7)=ら亀岡の事故で亡くなった3人と幸姫さんのおなかにいた赤ちゃんのほか、交通事故や事件の被害者の等身大パネルや靴とともに、写真と遺族のメッセージを紹介。

身長167センチだった幸姫さんのパネルには「愛する娘と孫のために闘いを続けていく。2人の名誉と魂のために立ち向かう」と中江さんの言葉が記されている。中江さんは「多くの人にこのパネルを見てもらい悲惨な事故がなくなればと願っている」と語った。

次女の真緒ちゃんを亡くした父の真樹さん(39)は「10年がたち事件を知らない人もいる。交通事故の悲惨さと命の大切さを伝えたい」と話していた。

入場無料で午前10時~午後5時半(23日は午後6時半まで)。22日までは事前申し込みが必要。詳細は京都先端科学大ホームページで。(鈴木文也)

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