外交評論家の岡本行夫さんがコロナ禍により74歳で亡くなってから、まもなく2年になる。外交官時代はもちろん退官後も多忙を極めた岡本さんの趣味は、外務省研修生の頃から始めたスキューバダイビングだった。
▼昨年刊行された小説『ハンスとジョージ』の舞台は、カイロの日本大使館勤務時代に通い詰めた紅海である。岡本さんが撮影した海中写真も収録されている。年老いたダイバーのハンスと巨大なナポレオンフィッシュのジョージとの触れ合いを描きながら、美しい海を破壊する人間の横暴を批判していた。
外交評論家の岡本行夫さんがコロナ禍により74歳で亡くなってから、まもなく2年になる。外交官時代はもちろん退官後も多忙を極めた岡本さんの趣味は、外務省研修生の頃から始めたスキューバダイビングだった。
▼昨年刊行された小説『ハンスとジョージ』の舞台は、カイロの日本大使館勤務時代に通い詰めた紅海である。岡本さんが撮影した海中写真も収録されている。年老いたダイバーのハンスと巨大なナポレオンフィッシュのジョージとの触れ合いを描きながら、美しい海を破壊する人間の横暴を批判していた。