露軍「火葬装置」で証拠隠滅か 実態解明に懸念

ウクライナ・マリウポリのアゾフスターリ製鉄所付近を走る親ロシア派部隊の装甲車=12日(ロイター)
ウクライナ・マリウポリのアゾフスターリ製鉄所付近を走る親ロシア派部隊の装甲車=12日(ロイター)

激戦が続くウクライナ南東部マリウポリの市当局は民間人の死者が2万1000人に上ると推計する。ロシア軍は民間人への虐殺行為など「戦争犯罪」の証拠を隠滅するため「移動式の火葬装置」を使って遺体を処理したとウクライナ当局は主張、死者はさらに多い可能性もある。

壊滅状態となったマリウポリの市街地には一時、市民の遺体が「じゅうたんのように通りを埋めた」(ボイチェンコ市長)。市議会は、露軍が市民に遺体を埋葬することを禁じたとし、「戦争犯罪の痕跡を消そうとしている」と訴える。

ウクライナ国防省は同市に13台の「移動式火葬装置」が持ち込まれたと指摘。一方、ツイッターなどには、同装置だとする偽の画像も出回り、情報戦の様相も呈する。

ウクライナ政府はロシアの侵攻に伴う民間人被害について国際的な調査を求めている。(共同)

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