和歌山IR計画 知事「国の審査に耐えられる」

IR施設の全景イメージ(和歌山県提供)
IR施設の全景イメージ(和歌山県提供)

和歌山県が和歌山市内の人工島「和歌山マリーナシティ」に誘致を進めているカジノを含む統合型リゾート施設(IR)をめぐり、県議会の4月臨時会は18日、本会議でIR区域整備計画の質疑が行われた。仁坂吉伸知事は答弁で「(IR事業者の)資金計画も充実し、国の審査に耐えられるものになった。(IR計画に承認を求める)議案にご賛同いただき、チャレンジさせていただきたい」と呼びかけた。

質疑では、これまでも県議側から指摘されていたIR事業者の資金計画や実施体制などに質問が集中。

県側は、約4700億円の初期投資額の7割を占める借入について、主幹事のスイスの金融大手クレディ・スイスから資金調達の確実性が高いとする書類が提出されているほか、残る出資についても予定額以上の出資意向があると説明し、理解を求めた。

また、IRの開業で他地域の観光客が減るとする懸念について、仁坂知事は「(IRは)これまで少なかった客層を想定しており、指摘にはあたらない。むしろ、IRから観光客を送り出すことにより周辺も観光客は増える」と強調した。

議案審査はIR対策特別委員会に付託された。一部は常任委員会の総務委員会と経済警察委員会でも審査し、IR対策特別委員会は19日に採決。20日に本会議で採決し、県議会として最終判断を下す予定。

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