落語芸術協会に所属する落語家、春風亭柳雀(50)と春風亭昇也(39)の真打昇進披露宴が17日、東京都新宿区の京王プラザホテルで開かれた。柳雀は「皆さまのご期待に応えられるような高座を務められるように励みたい」、昇也は「披露興行が(5月)1日から始まるが、がむしゃらにやるだけです。皆さまのお力添えもいただきながら頑張っていきたい」と抱負を語った。
披露宴の冒頭で、同協会の春風亭昇太会長(62)は「彼らを見て、ますます落語芸術協会の若手が奮起して頑張ってくれればいい。両名には大変に期待をしている。応援のしがいのある2人です」と激励の言葉を述べた。一方、落語協会の柳亭市馬会長(60)は柳雀、昇也の2人に「いい師匠のもとで芸を学んだお二人だから間違いない。今日はおめでとうございました」と祝意を贈った。
披露宴には、柳雀が大学時代に所属した東海大学落語研究部のOBも集合。同研究部伝統の応援歌を披露し、場を盛り上げる一幕もあった。
2人は、5月1日から東京・新宿末廣亭を皮切りに始まる真打昇進披露興行に出演予定。