「完全」再現目前で降板 〝怪物〟佐々木は「納得」

2回、清宮を三振に切るロッテ・佐々木朗希 =ZOZOマリンスタジアム(田村亮介撮影)
2回、清宮を三振に切るロッテ・佐々木朗希 =ZOZOマリンスタジアム(田村亮介撮影)

ロッテの佐々木朗希(ろうき)投手が17日、ZOZOマリンスタジアムでの日本ハム戦で八回まで走者を許さず、パーフェクト投球のまま降板した。完全試合を達成した今月10日の登板に続く快投だった。

両者無得点のまま、迎えた九回。2試合連続完全試合達成への期待がふくらんでいた佐々木朗は、マウンドに上がらなかった。「疲れている部分もあった。納得する形で降りた」。前回登板に続き、1人の走者も許さない完璧な投球を見せながら、8回102球で降板した。

「制球や球質が前回よりは良くなかった。修正するのが少し大変だった」と振り返る。直球は最速163キロを計測し14三振を奪うも、球がばらつき、球数が増えた。

八回2死には野村に右翼線へ安打性の当たりを運ばれ、ファウルゾーンのギリギリに落ちた。スタンドからどよめきが起きたが「打った瞬間、ファウルだと思った」と冷静さは失わなかった。最後は163キロの直球で見逃し三振に仕留め、締めくくった。

チームは延長十回に1点を奪われて3連敗。続投していれば、また違った結果になったかもしれない。井口監督は「もし、点を取っていても八回で代わっていた。先々を考えると、限界だった」と明かした。目先の大記録よりも1年間、先発ローテーションを守る方を優先したのは、先発の柱として成長した背番号17への期待の表れでもある。

球場は満員御礼。佐々木朗は「幕張メッセと間違っているんじゃないかな」と珍しく冗談を飛ばしつつ「(満員は)うれしい。毎試合、そういった形になれるように頑張りたい」と力強かった。「令和の怪物」の〝伝説〟はまだ、続いている。(神田さやか)

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