児童書

『ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女』アンシア・シモンズ作、布施由紀子訳、カシワイ絵

『ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女』(岩波書店)
『ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女』(岩波書店)

世界で初めて魚竜の化石を発見した英国の化石発掘家メアリ・アニング(1799~1847年)の成長物語。海岸で見つけた「ヘビ石」や「ワニの歯」を金持ちに売っていた少女は、こうした化石を大昔の生き物ではと考えた。聖書の「天地創造」が信じられていた時代に、科学への情熱を育む。

女性で身分の低いメアリは学校にもろくに通えず、あとがきによれば、発見した生き物には化石を買った男性の名前が付けられた。不条理に毅然(きぜん)として立ち向かうメアリは、リケジョを鼓舞してくれるだろう。(岩波書店・2090円)

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