浪速風

このままでいいか、考えよう

独立研究者兼著作家の山口周氏は、イノベーションが起きるか否かは「累積思考量」で決まると説く。日本企業でここ数十年、イノベーションが起きないのは、生活や仕事で「主体的に考えて決めることをしてこなかった人が圧倒的に多いからではないか」と

▶日本人は変化を避け、現状維持を望む「現状維持バイアス」が強いとされる。「このままでいい」と思うと、主体的に考えようとは思わない。一方、現状が良いとは思っていなくても、変化を嫌い前例踏襲に固執すると、環境の変化に対応しづらくなる

▶山口氏は、「自分が幸せで楽しく、面白く感じられること」への「諦めの悪さ」を多くの人が持つ方が、社会全体での累積思考量が上がるのではないか、と指摘する。レンガを積む仕事を「仕方なく」「家族を養うため」にするか、「歴史に残る大聖堂を作る」と夢見て取り組むのか。有名なストーリーもまた、夢は未来を変えると説いている。

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