Googleでクルマが変わる、ボルボも変わる 新型ボルボV90クロスカントリー試乗記

オンライン化のメリット

ボルボに搭載されるグーグル・アップス・アンド・サービスには、ナビゲーションシステムの「グーグル・マップ」、音声操作システムの「グーグル・アシスタント」、音楽などのエンターテイメントを楽しめる「グーグル・プレイ」が搭載され、これらの機能が新車購入時から4年間にわたって無料で利用できる。ちなみに、この期間は通信費用も無料となる。

これにくわえてボルボが独自に開発したボルボ・カーズ・アップも利用可能で、こちらには緊急通報サービス、故障通報サービス、盗難車両検索機能、リモート・ドアロックおよびアンロック機能(*)、エンジンリモートスタート(*)などが含まれている(無料利用期間は*印が当初4年間、それ以外は15年間)。

この日の取材は埼玉県にある「角川武蔵野ミュージアム」周辺でおこなわれたのだけれど、音声対話システムですぐに位置を呼び出せた。2020年にオープンしたこの施設は私のクルマの車載ナビに登録されていなかったので、角川武蔵野ミュージアムまでやってくるため、私は手持ちのスマホでグーグル・マップを立ち上げ、その音声案内に助けられながら運転しなければならなかった。

この辺はオンライン化することの明らかなメリットで、日ごろスマホでグーグル・マップなどを利用している方々であれば、それらについては先刻ご承知のはずだ。

弱点はナシ!?

ただ、オンラインゆえの弱点があるのも事実だろう。たとえば、都市から遠く離れた土地まで足を伸ばしたとき、その地域で携帯電話の電波が拾えなかったら地図も表示されなくなってしまうのではないか、といった心配がつきまとうのはその一例。私は、C40リチャージの国際試乗会に参加した際、この問題についてボルボのエンジニアに質問してみた。すると、おおむね次のような答えが返ってきたので、ご紹介しよう。

「遠く離れた場所まで旅行する場合、もしも目的地があらかじめわかっているのであれば、その地域の地図データを事前にダウンロードする機能があるので心配ありません」

なるほど、そういうことか。いっぽうで、今回のシステムはグーグルから提供されるものなので、グーグルの都合でシステムの仕様が大きく変わってしまう恐れがある。

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