Googleでクルマが変わる、ボルボも変わる 新型ボルボV90クロスカントリー試乗記

一部改良を受けたボルボのフラグシップ・クロスオーバー「V90クロスカントリー」に大谷達也が試乗した。インフォテインメント・システムの進化がすごかった!

すべてのボルボに搭載へ

Google(グーグル)ベースの新しいインフォテインメント・システムを搭載したボルボのV90クロスカントリーB6 AWD Proに試乗した。

現行のXC90に端を発する新生代ボルボには、縦型の大画面ディスプレイを中心とするインフォテインメント・システムが採用されていて、まるでタブレットのように使える優れた操作性に定評があった。

昨年秋からボルボの各モデルに順次導入されている新しいインフォテインメント・システムは、この使い勝手のいい縦型タッチスクリーンを活用しながら、ソフトウェアをまったく新しいものに入れ替えたと考えていただければいいだろう。

そのシステムのベースを開発したのは、あのグーグル。彼らはアンドロイド・オートという自動車に特化したシステムを早くから実用化していたが、そこで得たノウハウをもとに開発した“グーグル・アップ・アンド・サービス”が、今後はすべてのボルボに搭載されることになったのだ。

グーグルが作ったシステムだから、すべてオンラインで動作するのは当然といえる。最新のボルボにはすべて通信用モデムが内蔵されていて、これを通じてシステムは常にインターネットに接続されているのだ。

ヨーロッパでは、自動車事故の発生時に自動で緊急通報をおこなう「eCall」と呼ばれるシステムの搭載が2018年から義務化されているので、最新の欧州車は基本的にどれも通信システムを車載している。

「だったら、これをネット接続に使わない手はない」というのが、最近急速に進むコネクテッド化の背景にあるわけだが、ボルボのシステムはこの考え方をさらに一歩推し進めたものといえる。

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