世界保健機関(WHO)は15日、英国で今月に入り原因不明の重症急性肝炎の症例が相次いで報告されたと発表した。10歳以下の子供を中心にこれまで74人が確認され、そのうち6人が肝移植を受けた。11日時点で死亡例はないという。
スペインやアイルランドでも同様の症例や疑い例が確認され、各国の保健当局が原因を調べている。
WHOによると、英保健当局から5日、スコットランドで健康だった生後11カ月から5歳の子供が原因不明の重症急性肝炎にかかった症例が10件報告された。下痢や嘔吐などの症状があり、1件は1月に、9件は3月に発症した。(共同)