日航、赤字1770億円に拡大 オミクロンで下方修正 3月期連結予想

日本航空は15日、令和4年3月期連結業績予想を下方修正し、最終損益の赤字が従来の1460億円から1770億円に拡大すると発表した。新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が広がり、国内線の需要が想定より大きく落ち込んだ。売上高予想も7660億円から6820億円に引き下げた。

4年1~3月期に入り、多くの都道府県で「蔓延(まんえん)防止等重点措置」が適用されたことが響いた。3年10~12月に約6割だった国内線の平均利用率は、4年1~2月に約4割に減少した。

昨秋に緊急事態宣言などが解除された後、国内線は観光やビジネスの利用客が一時回復していた。3年10~12月期には税金や利払い、減価償却費の影響を除いた利益が黒字基調に転じていた。

国際線は水際対策が続いて低迷が長期化している。東京五輪・パラリンピック時や年末年始に一定の需要はあったが、3年4月~4年2月の平均利用率は約25%にとどまった。

ロシアのウクライナ侵攻などで高騰している燃油価格については、4年3月期業績への影響は限定的としている。価格変動リスクを回避する取引を行っているためという。

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