「田辺・弁慶映画祭」3年ぶり会場開催へ 和歌山

昨年の弁慶グランプリに輝いた「ミューズは溺れない」の淺雄望監督(右)。表彰式はネット中継された=昨年11月、和歌山県田辺市の紀南文化会館(田辺・弁慶映画祭実行委員会提供)
昨年の弁慶グランプリに輝いた「ミューズは溺れない」の淺雄望監督(右)。表彰式はネット中継された=昨年11月、和歌山県田辺市の紀南文化会館(田辺・弁慶映画祭実行委員会提供)

新人映画監督の登竜門として知られる和歌山県田辺市の「田辺・弁慶映画祭」の開催日程が11月11~13日に決まった。昨年と一昨年はコロナ禍でやむなくコンペティション部門がオンライン開催になったが、今回は3年ぶりに会場開催の方向で準備している。今月15日から作品を募集。応募はこれまでのDVDなどの提出だけでなく、オンラインでも可能になる。

映画祭は平成19年にスタートし、今回で16回目。沖田修一監督や今泉力哉監督らを輩出しており、応募数は30年に過去最高の165作品に達した。

コロナ禍の昨年でも151作品が応募し、オンラインで行われた作品の上映では再生回数が5314回で、有料の招待作品などを含めても近年3千~4千人台だった入場者数よりも多くなった。

ただ、3年前までは上映や表彰式は田辺市役所横の紀南文化会館で開催されており、実行委員会事務局の市観光振興課では「今のところ新型コロナウイルスの第6波が沈静化しつつある」として、今回は観客を入れて紀南文化会館で開催するよう動いている。

コンペティション部門の作品は4月15日~7月15日に募集。DVDやブルーレイディスクを郵送で受け付けるほか、今回は初めて近年普及しているオンラインを導入。動画投稿サイトを通じて応募できる。

コンペティション部門は、応募された作品のうち入選作品を上映し、最終日に最高賞の弁慶グランプリなどの表彰式がある。昨年は紀南文化会館で観客なしで行われた表彰式をネット中継し、淺雄望監督の「ミューズは溺(おぼ)れない」が弁慶グランプリに選ばれた。

市観光振興課の担当者は「新型コロナの状況次第だが、会場開催したい」と話している。

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