福岡・太宰府市、避難のウクライナ学生を支援

日本経済大学の松本一朗副学長(左)に義援金の目録と応援メッセージを渡す太宰府市民ら
日本経済大学の松本一朗副学長(左)に義援金の目録と応援メッセージを渡す太宰府市民ら

ロシアの侵攻が続くウクライナの避難民を支援するため、福岡県太宰府市は15日、クラウドファンディングなどで募った義援金573万円を、避難してきた学生が学ぶ同市の日本経済大学に贈った。市民からは語学や食事支援をしたいという申し出も寄せられているといい、市は継続的なサポートを計画している。

同大学はウクライナから避難した学生や同国からの交換留学生計76人を受け入れる予定で、すでに68人が来日している。同大学によると、ボストンバッグ一個に荷物を入れただけで、着の身着のまま避難してきた学生もいるという。

市は、ウクライナ侵攻後、いち早く避難学生の受け入れを表明した同大学の取り組みに賛同し、緊急支援プロジェクトを発足。第1弾として、3月17日から31日までに寄せられた義援金を贈呈した。

市役所で開かれた贈呈式では、寄付した市民を代表して宮嶋郁恵さん(65)が「悲惨な状態を日々映像で見て、何かしたいと思っていた」と語った。楠田大蔵市長は「市民からボランティア支援の申し出も数多くいただいており、大学と協議しながら支援を続けたい」と述べた。

日本経済大学の松本一朗副学長は「毎日同じような服装で勉強している学生もいる。大学として支度金を提供したが、安心して勉強ができる環境をつくるには生活の基盤となる費用が必要で、義援金は生活面のサポートを中心に活用したい」と語った。

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