三毛猫が駅長を務めることで有名な和歌山電鉄は15日、ロシアの侵攻を受けたウクライナに一刻も早い平和が訪れることを願い、世界共通の「平和の旗」とウクライナ国旗のをあしらったヘッドマークを取り付けた列車の運行を始めた。停戦などで戦闘が終了するまで続ける予定。
和歌山電鉄をグループ企業に持つ両備グループ(HD、岡山市)は15日、ウクライナから日本へ避難した人を支援するため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)へ1億円を寄付したと発表した。和歌山電鉄の一部の駅に募金箱も設置する。
和歌山電鉄の小嶋光信社長(77)は、太平洋戦争の終戦間近に生まれた自身の経験を踏まえ「ひとごととは思えない。ロシアがウクライナへの侵攻をやめ、世界が平和になることを心から願っている」とのコメントを出した。