ランボルギーニ、初のEV「2028年めどに投入」

アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン会長兼CEO(同社提供)
アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン会長兼CEO(同社提供)

イタリアの高級車メーカー、アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン会長兼最高経営責任者(CEO)は産経新聞などのインタビューに応じ、同社初の市販の電気自動車(EV)を「2028年をめどに投入する予定だ」と述べた。来年からラインアップのプラグインハイブリッド車(PHV)化を進め、スーパーカー市場への電動化の浸透に備える。

同社は昨年5月に電動化計画を発表し、24年末までに主力車「ウラカン」、旗艦車「アヴェンタドール」、スーパーSUV(スポーツタイプ多目的車)「ウルス」の現行3モデルをPHVに移行する方針を示した。ヴィンケルマン氏は、今後5年間に予定する18億ユーロ(約2450億円)の大規模投資を「主にPHV3モデルの開発に充てる。電動化に伴う商品開発や工場インフラの整備、人材の獲得だ」と説明した。

一方で、「第4のモデル」となるフル電動のEV開発に向け、「さらに投資が追加になる」と見据える。ほかのスポーツ車メーカーが既にEVを発売するなか、後発になるが、「(EVの)スーパーカーを受け入れる市場が形成された段階で参入する」。PHVで環境規制への対応を進めつつ、技術や市場の動向を見極める方針だ。

同社の21年12月期通期の決算は、販売台数が前期比13%増の8405台と大幅に拡大し、売上高は同19%増の19億5千万ユーロ(約2650億円)、営業利益率は20・2%と改善し、いずれも過去最高を記録。ヴィンケルマン氏は「業績と投資のバランスを取りながら健全な成長を実現する」と語った。

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