和歌山電鉄、ウクライナ支援の特製ヘッドマーク

ヘッドマークを取り付けた「チャギントンラッピング電車」」=和歌山市の伊太祈曽駅
ヘッドマークを取り付けた「チャギントンラッピング電車」」=和歌山市の伊太祈曽駅

ロシアの侵攻を受けるウクライナに平和が戻ることを願い、猫駅長で知られる和歌山電鉄(和歌山市)は15日、ウクライナ国旗色の青と黄などでデザインした特製ヘッドマークを車両に取り付け、運行を始めた。また、電鉄が所属する両備グループ(岡山市)は、日本への避難民を支援するため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に1億円を寄付した。

ウクライナ支援のヘッドマークを取り付けた礒野省吾専務と「よんたま」=和歌山市の伊太祈曽駅
ウクライナ支援のヘッドマークを取り付けた礒野省吾専務と「よんたま」=和歌山市の伊太祈曽駅

両備グループ代表も務める和歌山電鉄の小嶋光信社長(77)は、日本の戦争末期に生まれた生い立ちを踏まえ、「兵士のみならず、幼い子供たちを含む一般人までも死に追いやることは、人道上いかなる理由があっても許されない」と今回の支援を企画した。

ヘッドマークは直径45センチで、ウクライナ国旗色の青と黄の2色のデザインと、「PEACE」の文字と7色を組み合わせた「平和の旗」のデザインの2種類がある。貴志川線(和歌山駅―貴志駅)を走る「チャギントンラッピング電車」と「動物愛護協会ラッピング電車」(いずれも2両1編成)の先頭部分に取り付けた。

このヘッドマークは、停戦などでウクライナに平和が戻るまで続ける予定。

この日午後、伊太祈曽駅構内で、電鉄の礒野省吾専務が動物愛護協会ラッピング電車にヘッドマークを取り付ける作業を報道関係者に公開した。

取り付け後には伊太祈曽駅長「よんたま」も登場。「ニャー」と大きな声で鳴く姿に、礒野専務は「『早く平和な日が戻ってくるよう願っています』と一生懸命訴えています」と話した。

国連難民高等弁務官事務所への1億円の寄付は、国連UNHCR協会(東京)を通じて実施した。また、避難民を支援する募金箱を和歌山、伊太祈曽、貴志の各駅に設置した。

両備グループに所属する岡山電気軌道(岡山市)でも同様に、すでに路面電車に支援の旗を取り付けるなどしている。

会員限定記事会員サービス詳細