東大寺大仏殿の染み「コーヒー牛乳のようなにおい」

東大寺大仏殿で見つかった液体のような染み=奈良市
東大寺大仏殿で見つかった液体のような染み=奈良市

奈良市の東大寺大仏殿(国宝)で見つかった液体のような染みについて、同寺の関係者は15日、取材に対し「コーヒー牛乳のような甘いにおいがした」と話した。現場は一般の立ち入りが禁じられているエリアで、手前には立ち入り禁止の看板と柵もあった。奈良県警奈良署は故意に液体がかけられた疑いがあるとみて、周辺の防犯カメラの解析を進める。

同署によると、痕跡があったのは東大寺大仏殿の南側で、いずれも建物が地面に接する「地覆(じふく)」と呼ばれる基礎部分の横木。2カ所に液体がかけられたような染みがついていた。14日午後5時10分ごろに、東大寺の職員が発見した。

同寺庶務執事の上野周真さんは「故意にかけられたのなら、非常に残念だ。歴史ある文化財で、毎日多くの方がお参りする場所に、こういったことは絶対にしてほしくない」と話した。 大仏殿は奈良時代に創建されてから2度焼失し、江戸時代に再建された。国宝指定は昭和27年。

奈良や京都などの寺社では平成27年、油のような液体がまかれる事件が相次ぎ、千葉県警が当時、建造物損壊容疑で米国在住で日本国籍の医師の男の逮捕状を取ったことがある。

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