高輪築堤の一部を移設展示 大隈重信の故郷、佐賀へ

佐賀市の県立博物館に移設された「高輪築堤」の一部=15日午前
佐賀市の県立博物館に移設された「高輪築堤」の一部=15日午前

東京都港区の高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発で出土した鉄道遺構「高輪築堤」の一部が、鉄道開業の責任者だった大隈重信の故郷、佐賀県に移設され、佐賀市の県立博物館で15日、常設展示のお披露目式が開かれた。

山口祥義知事は「感無量だ。今年は鉄道開業から150年、大隈の没後100年で不思議な因縁を感じる」とあいさつした。白い幕が外されると、長さ約10メートル、高さ約1・9メートル、奥行き約10メートルに再現された築堤が姿を現した。

佐賀市の県立博物館に移設された「高輪築堤」のお披露目式。奥左から2人目は山口祥義知事=15日午前
佐賀市の県立博物館に移設された「高輪築堤」のお披露目式。奥左から2人目は山口祥義知事=15日午前

高輪築堤は東京・新橋と横浜を結ぶ1872年の日本初の鉄道開業に際し、海上部分に線路を敷くため盛り土して造った堤防。約800メートルにわたって石垣などが断続的に見つかり、うち計約120メートルが国史跡に指定され現地保存が決まった。佐賀県はJR東日本に、保存しない区間の一部の移設を打診、交渉していた。


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