中国、預金準備率引き下げ 今年初めて

中国人民銀行=北京(共同)
中国人民銀行=北京(共同)

【北京=三塚聖平】中国人民銀行(中央銀行)は15日、金融機関から預金の一定割合を強制的にあずかる「預金準備率」を0・25%引き下げると発表した。引き下げは今年初めて。中国各地での新型コロナウイルスの感染拡大により景気悪化懸念が強まっている中、追加の金融緩和で企業の資金繰りを支援する。

人民銀の発表によると、引き下げは今月25日に実施する。それにより市場に計5300億元(約10兆5千億円)の長期資金を放出する効果が見込まれるという。人民銀は「コロナ禍の影響を深刻に受けている業種や中小・零細企業を支援する」と説明した。

中国国務院(政府)は13日に開いた会議で、預金準備率引き下げなどの金融政策手段により実体経済を支える方針を示していた。

中国各地では3月以降、感染拡大を受けて事実上のロックダウン(都市封鎖)に踏み切る大都市が相次ぎ、景気減速懸念が強まっている。

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