囲碁の仲邑二段、初のタイトル戦敗れる 女流名人戦第1局

囲碁の第33期女流名人戦3番勝負の第1局で藤沢里菜女流名人(左)との対局に臨む仲邑菫二段=14日午前、東京都千代田区の日本棋院
囲碁の第33期女流名人戦3番勝負の第1局で藤沢里菜女流名人(左)との対局に臨む仲邑菫二段=14日午前、東京都千代田区の日本棋院

囲碁の第33期女流名人戦三番勝負の第1局が14日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、藤沢里菜女流名人(23)が248手までで、初の女流タイトル戦に臨んだ中学生棋士、仲邑菫二段(13)に白番中押し勝ちし、5連覇にあと1勝とした。第2局は16日に同所で打たれる。

13歳1カ月の仲邑二段は、藤沢女流名人が16歳0カ月で女流本因坊戦(平成26年)に出場した記録を大きく上回る最年少のタイトル挑戦で、注目が高かった。両者は8日にあった国際女流棋戦でインターネットを利用して対局し藤沢女流名人が勝利しているが、対面では公式戦初対決。

中盤までに優位を築いた藤沢女流名人に途中、緩手が飛び出し形勢は接近した。ただ持ち時間3時間の大半を使い、秒読みに追われた仲邑二段は妙手を見つけ出せず、逆転にはいたらなかった。仲邑二段が残り2分だったのに対し、藤沢女流名人は1時間6分残していた。

5つある女流タイトルのうち4つを保持する藤沢女流名人は「途中失敗もあって細かい勝負になり、勝利を確信したのは最後のほう」と振り返ったあと、「練習碁と本番では違う。仲邑二段の厳しさを知った。反省点があったので、(第2局は)それを生かして、自分の力を出せるようにしたい」と話した。

敗れた仲邑二段は昨夜、いつものように午後8時半に就寝し、この日は午前6時半ごろ起床したという。「序盤から終盤まで反省点が多い。きょうはあまり手応えがなかった」と苦笑いを浮かべ「(藤沢女流名人は)やっぱり勝負強い。(第2局は)自分の力を信じて打ちたい」と語った。

仲邑二段は今期、7人が総当たりするリーグ戦で5勝1敗の1位になり挑戦権を獲得していた。立会人を務めた吉原由香里六段は「リーグ戦の内容が強すぎたので、きょうは本来の力がどこまで出せていたか…。ただ、今は1局打つごとに強くなる時期なので、第2局にいかせられれば」と見立てていた。

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