中国・武漢 スーパー入店にも48時間以内のPCR必須に

中国湖北省武漢の街並み=2月(共同)
中国湖北省武漢の街並み=2月(共同)

【北京=三塚聖平】中国各地での新型コロナウイルスの流行を受け、湖北省武漢市は14日までに、スーパーや公共交通機関を利用するのにPCR検査を義務付けた。習近平国家主席がゼロコロナ政策の「堅持」を改めて指示しており、地方当局に対する重圧が増しているとみられる。

地元メディアによると、武漢市内のスーパーに入る際には、48時間以内に受けたPCR検査の陰性証明を提示することが必要になった。地下鉄やバス、公園などでも同様の対応が義務付けられたという。

武漢では13日に22人の無症状感染者が新たに確認されるなど、わずかながら感染拡大が続いている。武漢は、世界で最初に新型コロナの感染が拡大した都市であり、地元当局は神経をとがらせているもようだ。

国営新華社通信は13日、習近平国家主席が10~13日に南部の海南省を視察した際に、最近の感染拡大を念頭に「感染対策を緩めてはならない。堅持こそ勝利だ」との方針を示したと報じた。習氏は、ゼロコロナ政策に触れ、「油断、厭戦(えんせん)気分、気のゆるみを克服しなければならない」と指示した。

国家衛生健康委員会の14日の発表によると、中国本土で13日に確認された新たな感染者は、空港検疫などを除き2万9317人(無症状の2万6318人を含む)。現在の形で感染者数の公表を始めた2020年3月末以降で最多を記録した。ロックダウン(都市封鎖)が続く上海市が全体の約95%を占めている。

会員限定記事会員サービス詳細