パナソニック 成長分野への投資4000億円に上積みも

報道陣の取材に応じるパナソニックホールディングスの楠見雄規社長=大阪府門真市
報道陣の取材に応じるパナソニックホールディングスの楠見雄規社長=大阪府門真市

パナソニックホールディングス(HD)の楠見雄規社長は14日、大阪府門真市の本社で報道陣の取材に応じ、今後3年で電気自動車(EV)向け車載電池など成長分野に4千億円の投資をする計画について、追加投資の可能性もあることに言及した。「状況に応じて考えていく」と述べた。

楠見社長はEV向け車載電池で競合する韓国のLGエナジーソリューションが韓国取引所に上場し、1兆円を超える資金を調達したことに触れ、「電池はスピーディーに投資をする必要がある領域。(HD傘下の)事業会社の力と、投資のタイミングはHDでも見極めていく」と話した。今後、和歌山工場で実施される新型電池量産化なども踏まえて、追加の投資についても検討するという。

また、13日の東京外国為替市場で一時1ドル=126円台という約20年ぶりの円安水準となったことに触れ、「日本の金融政策を鑑みれば、円安傾向は続くと考えないといけない」と指摘。「中国で生産をして、国内に輸入している家電など、円安が逆風となる事業もある。事業会社がそれぞれ個別に対応を判断しなければならない」とした。

開催まであと3年に迫った令和7年の2025年大阪・関西万博にパビリオンを出展することを決めており、「子供たちに夢を持ってもらえるような、20年、30年後の未来が表現できればいい」と意気込んだ。(桑島浩任)

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