世界初「EVタンカー」完成 12時間でフル充電、100キロ航行 川崎港

完成し接岸した「EVタンカー」=14日午前、川崎市の川崎港
完成し接岸した「EVタンカー」=14日午前、川崎市の川崎港

東京電力エナジーパートナー(EP)と旭タンカー(東京)などは14日、電気で動く世界初の「EVタンカー」が完成し、川崎港に接岸したと発表した。EVタンカー向けの充電設備も建設作業を終え、川崎市を含む3者は同日、川崎港で記念式典を開いた。

タンカーは港の充電設備から伸びたケーブルをつなぎ、約12時間でフル充電できる。1回の充電で航行できる距離は100キロ程度。夜間に充電して昼間に運航する。4月下旬から東京湾内で燃料の運搬を開始する予定。

「EVタンカー」(左)と充電設備=14日午前、川崎市の川崎港
「EVタンカー」(左)と充電設備=14日午前、川崎市の川崎港

東電EPの秋本展秀社長は、国内の二酸化炭素(CO2)排出量のうち、2割程度を運輸部門が占めると指摘した上で「船が(重油燃料から)EVになれば大きく削減できる」と強調。充電設備を増やす考えを示した。

タンカーに供給する電気を再生可能エネルギー由来とすることで、年間で約400トンのCO2を削減できるという。これは一般家庭約300世帯の年間消費電力量に相当する。

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