中古スマホ、故障兆候で無償交換OK ニューズドテックが独自アプリ 不安払拭

ニューズドテックが売り出した故障前交換保証付き中古スマホ「ニューズドフォン」(青山博美撮影)
ニューズドテックが売り出した故障前交換保証付き中古スマホ「ニューズドフォン」(青山博美撮影)

中古のスマートフォン市場で故障前に無償交換できるサービスが付いた端末が登場した。販売するのは中古スマホの売買などを手掛けるニューズドテック(東京都千代田区)で、独自開発した故障前にサインで知らせるアプリを活用する。利用者に安心して使える環境を提供し、中古スマホに対する不信感を払拭するのが狙いだ。故障手前の迅速な交換を実現し、中古スマホの一層の普及を目指す。

ニューズドテックが交換保証サービスを付けて販売する端末の名称は「ニューズドフォン」で、スマホ故障診断アプリ「スマホカルテ」を導入した。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」シリーズと、米グーグルの基本ソフト(OS)を搭載した「アンドロイド端末」を用意。同社が仕入れて検査・清掃した中古端末にアプリを事前に取り込んで販売する。

スマホカルテは電池の劣化度合いや音声・表示装置、センサー類などを点検するとともに、点検結果を同社のデータセンターにも送信。利用者側、販売者側の双方が端末の状態を共有できるようにした。点検項目機能に「異常あり」といった〝故障前サイン〟が端末画面に表示されると、即交換手続きが可能になる。

ニューズドフォンの利用には中古端末代金に加え、3300円(税込み)の初回登録料と端末の価格に応じた月額の使用料(税込み300円から)が必要になる。保証サービス期間は2年間で期間中1回、原則、同一端末と無償交換できる。

中古スマホは、新機種の半額以下で購入できるケースもあるなど低価格が好評で、国内市場も年間200万台規模にまで拡大している。しかし、新機種を含むスマホ全体に占める中古端末の比率は5~7%程度にとどまっている。

本Gスマートフォンの買い替え要因カラー
本Gスマートフォンの買い替え要因カラー

ニューズドテックが2月に実施した「スマホを買い替える要因」調査によると、「バッテリーの持ちが悪くなったとき」(49%)というような劣化や故障によるものが上位を占めた。

こうした結果を踏まえ、買い替えのきっかけになる劣化や故障に対応できる環境を中古スマホで整備すれば、中古スマホに対して根強く残る消費者の不安を取り除けると判断。今回のアプリとサービスを開発した。粟津浜一社長は「(中古スマホのさらなる普及拡大という)次のステージに進める」と話す。

同社は今後、故障診断アプリの他社への外販やスマホ以外の電子機器への応用なども検討していく考えだ。(青山博美)

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