ローマ教皇、ウクライナの犠牲者増大を非難

13日、ウクライナ和平を願う人々の絵を受け取るローマ教皇フランシスコ(ロイター)
13日、ウクライナ和平を願う人々の絵を受け取るローマ教皇フランシスコ(ロイター)

【パリ=三井美奈】ローマ教皇フランシスコは、ウクライナ侵攻で、民間人の犠牲者が出ていることを繰り返し非難してきた。10日には、キリスト教の祭日である17日の復活祭に向けて、「武器を置いて、復活祭の停戦に入るように」とロシア、ウクライナに呼びかけた。

今月初めには、ウクライナ難民の家族をバチカンに招いて会談。6日の一般謁見で、ウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外ブチャから送られてきたウクライナ国旗にキスをし、被害者の苦しみに思いを寄せた。「この国旗は戦場から、苦しみに痛めつけられた町、ブチャから来た」と述べ、民間人や無防備な子供への残虐行為を非難した。

12日には、ロシアへの名指しの批判を避ける一方、戦争には「悪魔の力が記されている」と表現した。

教皇は2日には、ウクライナ訪問の可能性について、記者団に「検討中」だと述べた。さらに、ロシア正教会のキリル総主教との会見に向け、調整中だと明らかにした。ロイター通信によると、バチカン側は6月にエルサレムでの実現を目指しているという。

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