北海道ではもうすぐイチゴが旬の時期を迎えます。道内にもいくつかブランドイチゴがあるのですが、その中でも今回ご紹介したいのが、旭川市の「のなかファーム」が開発した貴重な品種「瑞(みず)の香(か)」です。
最大の特徴は、3年かけて開発した独自の品種である、ということ。米作がメインの農家の後を継いだ野中剛さんが、「自分で何か作ってみたい」と一念発起。知識ゼロの状態から試行錯誤を重ねて完成までこぎつけたそうです。
品種登録もご自身で行い、北海道でイチゴの品種登録を個人で行った第1号となったそうです。このように大変な苦労を重ねて届けられる瑞の香は、口に入れたときの食感がとても滑らか。果肉が柔らかく香りも豊かで、イチゴを食べた!という満足感で満たされます。「唯一無二のおいしさ」と絶賛されているのも納得です。
北海道じゃらん編集長 吉原壮登
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「瑞の香」については、のなかファームのホームページ(http://mizunoka.jp/)。購入の問い合わせは札幌市の青果店「フレッシュファクトリー」(011・676・7781)。