人道的停戦「現時点では不可能」 国連事務総長

国連のグテレス事務総長(AP)
国連のグテレス事務総長(AP)

【ニューヨーク=平田雄介】国連のグテレス事務総長は13日の記者会見で、国連主導での合意を目指していたロシアとウクライナの人道的停戦について、「合意できるチャンスがなかった。現時点で可能ではなさそうだ」と述べた。「戦闘地域からの民間人の退避を保証し、人道支援ルートを確保するためにできることは多くある」とも語り、交渉を続ける考えも示した。

グテレス氏は3月下旬、国連人道問題調整室(OCHA)のグリフィス室長(事務次長)に人道的停戦に向けた交渉を指示し、双方の首都のモスクワとキーウ(キエフ)に派遣していた。ロシアとウクライナ、国連に加え、将来的に人道支援団体も関与する形で事態を恒久的に管理するメカニズムの構築を提案したとし、「ロシア側の返事を待っている」と述べた。

ロシアのプーチン大統領に関しては「最も重要なのは銃を収めることで、平和を実現するために真剣に交渉をする必要がある」と述べた。

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