「ロシア代表としては二度と競技しない」リオ五輪王者、反対の姿勢示す

リオデジャネイロ五輪の近代五種男子で金メダルを獲得し、表彰式で喜ぶアレクサンドル・レスン=2016年8月(AP=共同)
リオデジャネイロ五輪の近代五種男子で金メダルを獲得し、表彰式で喜ぶアレクサンドル・レスン=2016年8月(AP=共同)

2016年リオデジャネイロ五輪の近代五種男子金メダリスト、アレクサンドル・レスン(33)=ロシア=がウクライナに侵攻した母国に反対し、ロシア国旗の下では競技しない意向を示したと英BBC放送(電子版)が13日、報じた。選手側からのこうした意見表明は異例で、事実上引退となる。

ウクライナ侵攻が始まる直前の2月22日、ロシア代表としては二度と競技しないと決めた。ロシアに対して声を上げることは拘束などにつながる恐れがあるため、レスンは「侵攻」「戦争」という表現を取材では慎重に避けたという。

レスンは現在スポーツと直接関係のない仕事を始めているが、詳細は不明。自身に続く者がいる可能性は低いと悲観的で「ロシアのスポーツ界の人々は道具みたいだ。プロパガンダの道具」と指摘し、「多くの人々が何が起きているのかすら理解していない」と述べた。(共同)

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