東北新幹線1カ月ぶり全通 運休解消、当面は減速減便

東北新幹線が全線で運転を再開。最後の不通区間だった福島ー仙台間を走る東北新幹線の車両=14日午前、福島市(鴨川一也撮影)
東北新幹線が全線で運転を再開。最後の不通区間だった福島ー仙台間を走る東北新幹線の車両=14日午前、福島市(鴨川一也撮影)

宮城、福島両県で最大震度6強を観測した地震被害により、福島-仙台間で運休が続いていた東北新幹線が14日、約1カ月ぶりに全線で運転を再開した。

一部区間で最高速度が制限されることなどから、当面は臨時ダイヤで運転し、所要時間は東京―盛岡間で約1時間、東京―仙台間で約30分、通常よりも長くなる。運転本数は通常の8~9割になっている。

徐行区間が多いのは特に被害が大きかった福島―仙台間。東京-福島間は徐行区間が少なく、所要時間は通常とほぼ同じ。JR東日本では「通常ダイヤに戻るのは大型連休以降になる」(本社広報)としている。

東北新幹線が全線で運転を再開した朝、励ましへの感謝を記した横断幕を掲げ下り列車を見送るJR東日本のグループ会社のスタッフら=14日、福島市(芹沢伸生撮影)
東北新幹線が全線で運転を再開した朝、励ましへの感謝を記した横断幕を掲げ下り列車を見送るJR東日本のグループ会社のスタッフら=14日、福島市(芹沢伸生撮影)

この日朝、福島駅の新幹線ホームでは、仙台方面へ向かうスーツ姿のサラリーマンらが、自由席の乗り場で長い列を作った。その傍らでは、JR東日本とグループ会社の社員ら約80人が、「多くの励ましのお言葉に感謝します!」と書かれた横断幕を掲げるなどして、利用客の出迎えや見送りを行った。

新幹線で仙台に向かう福島市の宇田川空さん(18)は「今日は専門学校の入学式。福島駅まで朝早いバスがなく、新幹線も走らないので遅刻を覚悟していた。駅で新幹線が今日から再開と知った。何とか間に合う」と声を弾ませた。

福島市在住で仙台市へ新幹線通勤している会社員、三浦孝浩さん(57)は「運休中は在来線で倍以上時間をかけて通い、体力的にきつかった。動いたのは大きい」と話していた。

会員限定記事会員サービス詳細