韓国外相候補に朴振氏 米国通、東京留学経験も

3日、韓国・仁川国際空港で訪米を前に記者団の取材に応じる朴振議員(中央手前)ら(共同)
3日、韓国・仁川国際空港で訪米を前に記者団の取材に応じる朴振議員(中央手前)ら(共同)

【ソウル=時吉達也】5月10日の新政権発足を約1カ月後に控え、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領は13日、閣僚候補8人を指名した。外相候補には次期与党「国民の力」所属で「党内きっての米国通」(聯合ニュース)とされる朴振(パク・ジン)議員を起用。国会の人事聴聞会を経て正式に任命される。

朴氏は外交官出身で、国会の外交通商統一委員長などを歴任。尹氏が今月上旬、政策協議に向け米国に派遣した代表団の団長を務めた。東京大での留学経験もある。

尹氏は13日の会見で、朴氏について「対米外交の戦略通」と紹介。「膠着(こうちゃく)状態に陥った韓国外交を正常化し、(韓国が)国際社会で責任を全うする」のに適した人材だと強調した。

朴氏は指名を受けたコメントで、北朝鮮問題や米中対立、ロシアのウクライナ侵攻などを挙げ「外交の重要性が高まっている厳しい時期だけに、より一層責任を感じる」と述べた。日韓間の懸案に関する言及はなかった。

曺国(チョ・グク)元法相をはじめ、与野党対立の発火点となってきた法相人事では、文在寅(ムン・ジェイン)政権を公然と批判してきた尹氏の最側近、韓東勲(ハン・ドンフン)検事長を候補に指名する〝サプライズ人事〟が発表された。次期最大野党「共に民主党」は「人事テロだ」と猛反発しており、人事聴聞会は大荒れとなりそうだ。

北朝鮮問題を担当する統一相候補には元駐中国大使の権寧世(クォン・ヨンセ)議員を起用。政権の要となる大統領秘書室長には経済官僚出身の金大棋(キム・テギ)元大統領府政策室長を充てた。

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