電動車がエンジン車逆転 半期の販売で初、燃費良好

令和3年度下半期(3年10月~4年3月)の乗用車販売(軽自動車除く)で、ハイブリッド車(HV)などの電動車がエンジン車を逆転した。半期ベースで電動車がエンジン車を上回るのは初めて。ガソリン価格の歴史的な高値が続く中、エンジン車に比べて燃費がいい電動車の人気が一段と高まっている。

電動車は電気エネルギーを動力として使う自動車で、HVのほかプラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)がある。日本自動車販売協会連合会によると、3年度下半期の乗用車販売で電動車は前年同期比5.2%増の59万2850台。これに対してエンジン車(ガソリン車、ディーゼル車)は30.9%減の58万8951台にとどまった。

年度を通してみると、電動車の販売台数は108万6434台で、120万0017台だったエンジン車が上回っている。ただ、半導体不足の影響などから、乗用車全体の販売台数が前年度から8.4%減少する中で、20.9%のマイナスとなったエンジン車に対し、電動車は逆に11.0%販売を伸ばした。この結果、乗用車に占める電動車の割合は47.5%と過去最高となった。

電動車人気はガソリン価格の上昇とともに高まっている。昨年1月に1リットル当たり130円台だったレギュラーガソリンの全国小売価格は徐々に上昇、3月末には150円台となった。その後もじりじりと値上がりし、10月初旬に160円台に上昇した。こうした状況を受け、月次ベースでは昨年9月に電動車の販売台数が初めてエンジン車を逆転していた。

170円台が定着した今年1月以降の3カ月間をみると、合計で4000台近く電動車が上回っている。(高橋俊一)

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