群馬県の山本一太知事は13日の定例会見で、「新型コロナウイルス感染拡大の第6波は収まっていない」と述べ、リバウンド(再拡大)を防止していくため、若い世代を中心にワクチンの追加接種の加速化を図ると重ねて強調した。
県によると、12日までの1週間の1日当たりの新規感染者数は前週比0・91倍の517・6人となった。感染状況は収束が見えず、山本知事は「依然として高止まりしている。なかなか第6波が収まらない」と指摘した。
全国的にも完全に第6波が沈静化する前に第7波入りへの懸念が強まっている。県は対策として追加接種の加速化を進めており、11日時点の3回目の接種率は50・8%に達した。
しかし、若い世代に限ると、20代では33%、30代は34・2%にとどまる。知事は「県の3回目接種率は全国トップクラスだが、若者(の接種率)を引き上げられるよう努力する」と語った。