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THE古墳

高松塚の飛鳥美人、発見の立役者は「飛鳥のシュリーマン」

発見直後の石室内。天井からは木の根が垂れ下がり、正面には玄武が写っている=昭和47年3月(花井節二さん撮影)
発見直後の石室内。天井からは木の根が垂れ下がり、正面には玄武が写っている=昭和47年3月(花井節二さん撮影)

飛鳥美人壁画で知られる奈良県明日香村の高松塚古墳。昭和47年の発掘は県立橿原考古学研究所と関西大学が担当したが、陰の立役者といえるのが地元の歴史愛好家グループだった。「飛鳥のシュリーマン」と呼ばれた男7人衆。古代ギリシャのトロイ遺跡(トルコ)を発見した19世紀のドイツの実業家、シュリーマンになぞらえ、研究者も一目置いた。その一人、花井節二さん(81)は当初から発掘に参加し、石室内の壁画をいち早くカメラに収めた。「飛鳥美人はどんなにきれいやったか。見たもんでないと分からん」。50年前をしみじみ回想した。

昭和47年の発見当時の白虎。勇ましい姿が描かれていた(明日香村教委提供)
昭和47年の発見当時の白虎。勇ましい姿が描かれていた(明日香村教委提供)
カビ除去などの修復作業を終えた白虎。目や輪郭がかろうじてが分かる=令和4年3月(明日香村の修復施設)
カビ除去などの修復作業を終えた白虎。目や輪郭がかろうじてが分かる=令和4年3月(明日香村の修復施設)

いくら掘っても出ない

この頃、村には発掘担当の専門部署がなかった。花井さんらは、休日や農作業など仕事の合間に村を歩き回り、遺跡を探した。地元の人から「こんなん出てきたで」と、瓦や仏像の破片などを見せてもらうと、同村出身で昔から顔なじみだった考古学者、網干善教(よしのり)・関西大名誉教授(故人)に知らせて現地に赴いた。飛鳥時代に都が築かれた村の歴史は、まさに日本国家誕生の謎を探る研究につながった。

44年春、メンバーの上田俊和さん(81)が、村内の農家から耳寄りの話を聞きつけた。「高松塚古墳の裾でショウガ穴を掘ってたら、四角い石が出てきた」。穴はショウガを保存するためのもので、今でも村内のあちこちで見られる。

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