JR東海は13日、リニア中央新幹線名古屋駅新設工事の東工区の現場を報道陣に公開した。
同工区は地下約30メートルにリニア駅の東端部分を建設する。2021年8月に着工、本格的な掘削工事に向けて現在は旧建造物の地下部分の撤去などを進めている。現場には重機が並び、地中から不要ながれきを運び出す作業などに当たっていた。
現地を13日に視察した愛知県の大村秀章知事は「着実に工事が進められていることを実感した。活発な交流の起点となるターミナル駅が整備されることを期待する」とのコメントを出した。
JR東海は、東海道新幹線や在来線の名古屋駅の直下に全体で東西に約860メートルのリニアの新駅を建設する。東京・品川―名古屋は27年の開業を目指していたが沿線の静岡県との協議が難航、大幅に遅れる見通しだ。