岸田首相、「サハリン1、2」撤退を重ねて否定 原油・ガス「安定供給に貢献」

参院本会議で答弁する岸田文雄首相=13日午前、国会・参院本会議場(矢島康弘撮影)
参院本会議で答弁する岸田文雄首相=13日午前、国会・参院本会議場(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は13日午前の参院本会議で、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1」と「2」について「資源の売買を通じたビジネスとしてではなく、自国で権益を有しており、原油やLNG(液化天然ガス)の安定供給に貢献している」と述べ、撤退しない考えを重ねて示した。首相は「エネルギーの安定供給を確保しつつ、ロシアのエネルギー依存の低減に取り組む」と強調した。

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