米空母、日本海に展開 海上自衛隊と訓練

米海軍第7艦隊(神奈川県横須賀市)は13日、原子力空母エーブラハム・リンカーンを中心とする空母打撃群が日本海に展開、8日から海上自衛隊と共同訓練を行っていると明らかにした。大陸間弾道ミサイル(ICBM)を相次ぎ発射、核実験準備の動きも伝えられる北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられる。

韓国の聯合ニュースによると、米空母が朝鮮半島沖に展開するのは2017年11月以来。

日本海で共同訓練する海上自衛隊の護衛艦いなづまと航空自衛隊のF2戦闘機(右の4機)=12日(海上自衛隊提供)
日本海で共同訓練する海上自衛隊の護衛艦いなづまと航空自衛隊のF2戦闘機(右の4機)=12日(海上自衛隊提供)

自衛隊によると、12日の訓練には海自からイージス艦こんごう、護衛艦いなづまが参加。航空自衛隊も、福岡県・築城基地の第8航空団に所属するF2戦闘機4機を投入した。日米の共同対処能力や戦術技量の向上が目的だとしている。

第7艦隊は「共同訓練は2国間の強力なパートナーシップを示し、抑止力の信頼性を高めるものだ」と強調した。(共同)

日本海で共同訓練する米海軍の原子力空母エーブラハム・リンカーン(左端)、海上自衛隊のイージス艦こんごう(手前)=12日(海上自衛隊提供)
日本海で共同訓練する米海軍の原子力空母エーブラハム・リンカーン(左端)、海上自衛隊のイージス艦こんごう(手前)=12日(海上自衛隊提供)
日本海上空で米軍機と共同訓練する航空自衛隊のF2戦闘機(下4機)=12日(航空自衛隊提供)
日本海上空で米軍機と共同訓練する航空自衛隊のF2戦闘機(下4機)=12日(航空自衛隊提供)

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