紫電改や九七艦攻の実物大模型 加西・鶉野飛行場跡に「soraかさい」

テープカットで「soraかさい」の完成を祝う関係者ら=13日、兵庫県加西市鶉野町(小林宏之撮影)
テープカットで「soraかさい」の完成を祝う関係者ら=13日、兵庫県加西市鶉野町(小林宏之撮影)

第二次大戦時の遺構が多数残る兵庫県加西市の鶉野(うずらの)飛行場跡に建設が進められてきた施設「soraかさい」の完成式典が13日、行われた。旧海軍機の「紫電改」「九七式艦上攻撃機」の実物大模型2機を収容。戦争遺跡めぐりや平和学習などの拠点として人気を集めそうだ。18日にグランドオープンの予定で、入館は無料。

大戦末期にこの地で紫電改などの海軍機が組み立てられ、訓練を積んだパイロットたちが特攻隊員となった歴史を語り継ごうと、同市が令和2年度から約7億円をかけて整備。先に製作・公開して注目を集めていた紫電改模型に加え、練習機や特攻機などとして同飛行場とゆかりの深い九七艦攻のものも新たに作り、2機を展示品とした。

鶉野飛行場跡に完成した「soraかさい」=13日、兵庫県加西市鶉野町(小林宏之撮影)
鶉野飛行場跡に完成した「soraかさい」=13日、兵庫県加西市鶉野町(小林宏之撮影)

館内では、同飛行場で編成された特攻隊「白鷺(はくろ)隊」の隊員たちの遺書なども紹介。白鷺隊員を祖父に持つ佐藤聡さん(54)=茨城県つくば市=は「祖父について調べ始めたが、年月が過ぎて手掛かりがほとんどなかったので、こういう施設ができて本当にありがたい」と話していた。

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