筑波大生不明、チリ人被告に禁錮28年判決 仏ブザンソンの裁判所

ニコラス・セペダ被告
ニコラス・セペダ被告

フランス東部ブザンソンに留学していた筑波大生の黒崎愛海(なるみ)さん=当時(21)=が2016年に行方不明になった事件で、ブザンソンの裁判所は12日、殺人罪に問われた元交際相手のチリ人、ニコラス・セペダ被告(31)に禁錮28年(求刑終身刑)の判決を言い渡した。

裁判官と陪審員が約4時間の評議で判断した。検察側は論告で、被告が恋愛感情のもつれから黒崎さんを計画的に殺害したと指摘した。一貫して無罪を主張してきた被告は12日、結審に先立ち「私は殺人者ではない」と改めて訴えた。

被告は14年に筑波大に留学し、黒崎さんと知り合い交際。黒崎さんはブザンソンに留学した16年秋に交際を解消した。同年12月、チリからフランスを訪れた被告と夕食を取り、寮の自室に一緒に戻った後、行方不明となった。黒崎さんの遺体は見つかっていない。

被告は黒崎さんと会った数日後にフランスを出国し、チリへ帰国。チリ最高裁は20年5月に身柄引き渡しを最終決定した。被告は同年7月にブザンソンへ移送された。(共同)

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