北朝鮮メディアは12日、首都平壌市東部で80階建てタワーマンションを含む1万戸の住宅建設が昨年進められた「松花通り」で11日に竣工式が行われ、出席した金正恩朝鮮労働党総書記がテープカットをしたと報じた。
党は住宅建設に力を入れており、今月15日に迎える故金日成主席の生誕110年の記念日を前に、住民生活向上に向けた成果として強調した。11日は金正恩氏の党トップ就任から10年にもあたり、同氏の業績としても印象づけた。
金徳訓首相は「人民が望むものは天が崩れても成し遂げねばならないとの信条」で一帯を完成させたと式辞を述べた。
党は昨年1月、2025年まで毎年1万戸ずつ、計5万戸を平壌に新築する方針を打ち出し、松花通り一帯はその最初の事業。1年程度の工期で超高層マンションを建てており、品質に懸念もありそうだ。
金正恩氏には趙甬元党書記(組織担当)も同行した。(共同)